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薬漬けで病気は作られる

 

 

もし、本当に病気でお困りでしたら、次の記事は大いに参考になると思います。

 

特効薬の販売で、「うつ病」患者が2倍に増えた

 

20140421日(月) 週刊現代 :現代ビジネス

 

 

 

「病気があるからクスリが作られる」患者はみな、この常識を信じ込んでいる。

 

しかし真実は正反対、「クスリがあるから病気が作られる」のだ。

 

あなたが飲んでいるそのクスリ、本当に必要だろうか。

 

 

 

悲しいことは全部「うつ」

 

 

 

「積極性や自己主張が評価されるアメリカでは、『悲しみ』『落ち込み』といった感情は好ましくないものであり、すぐに『うつ病』と診断されてしまいます。一方日本では、そうした負の感情も生きてゆくうえで避けることのできない、時には必要なものだとさえ考えられてきた。うつの基準には、文化的な違いがあるのです」

 

 

 

アメリカのジャーナリストで、著書『クレイジー・ライク・アメリカ?心の病はいかに輸出されたか』が日本でも話題となったイーサン・ウォッターズ氏はこう語る。

 

 

 

「しかし、それでは日本でうつ病の患者数が増えず、市場になりません。製薬会社にとっては都合が悪い。そこで彼らは、『病的なうつ』と『自然な悲しみ』の境界線を操作することに決めました。それまで病気とはみなされなかった自然な感情も、病気であることにする。そうして製薬会社は、日本を抗うつ薬の『メガ・マーケット』に仕立て上げることに成功したのです」(ウォッターズ氏)

 

 

 

今、「クスリ」の信頼が大きく揺らいでいる。昨春には、大手製薬会社ノバルティスファーマの社員が、大学などの研究機関と意を通じ、自社の高血圧症治療薬「ディオバン」の臨床研究結果に手を加えていたことが発覚。医学界を揺るがす大スキャンダルとなった。そればかりか、彼らはカネにものをいわせて、著名な医師がディオバンを褒め称える「提灯記事」を医学雑誌などに掲載しキャンペーンを張っていたのだ。だが、これは氷山の一角にすぎない。貪欲な製薬会社が生み出した「メガ・マーケット」の代表格が、いまや国内だけで1200億円を超える「抗うつ薬」市場である。精神科医で、ノンフィクション作家の野田正彰氏が言う。

 

 

 

「抗うつ薬の市場を作り上げたのは、もちろん製薬会社です。彼らがスポンサーとなって、オピニオンリーダーとなるような医師に情報発信させ、マスコミを動かすという構造ができている。10年ほど前、一般の雑誌までがこぞってうつ病の大特集を組んだことを、覚えている方も多いでしょう。'80年代以降、製薬業界の寡占化・独占化が進むとともに、こうした傾向が強まりました。今ではファイザー、イーライリリー、グラクソ・スミスクライン、ヤンセンファーマなどの数社が世界を牛耳っていますが、業界1位のファイザーの年間売上高は約58000億円ですから、ちょっとした国家予算並みです」

 

 

 

日本で抗うつ薬市場を急拡大させたのは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の「パキシル」を開発したグラクソ・スミスクライン社であると目されている。パキシルは、日本では'00年に「うつの特効薬」という触れ込みで発売された。

 

'99年まで、日本のうつ病患者はおよそ43万人で横ばいだった。しかし、パキシルの登場を境に患者数はぐんぐん増加。3年後の'02年には一気に70万人を突破し、'05年に当初の2倍以上となる92万人に達した。これと並行して、抗うつ剤の売り上げは10年あまりで5倍以上に増えている(下図)

 

 

 

「この不自然な患者数の増加は、日本だけで起きているものではありません。アメリカ本国、イギリス、北欧、最近では南米や中国でも、抗うつ薬の発売をきっかけとしてうつ病患者が激増しています。

 

特に中国では、'12年の1年間だけで抗うつ薬の売り上げが226%も伸びました。中国もまもなく、年間1000億円規模の『メガ・マーケット』になると見込まれています」(前出・ウォッターズ氏)

 

 

 

製薬会社は具体的に、どのような戦略で「患者を増やす」のだろうか。

 

筑波大学教授で精神科医の斎藤環氏はこう語る。

 

 

 

「『疾病喧伝』という言葉があります。日本では'99年のSSRI発売から展開された『うつは心の風邪』キャンペーンがその代表格で、これで精神科受診の敷居がぐっと下がりました。今『新型うつ』が問題になっていますが、その土台を作ったのは製薬会社と精神科医なのです。『うつの徴候かなと思ったら、すぐに病院に行きましょう』と言って、単に悩んでいるだけの人や、何かあって傷ついたり悲しんでいるといった、以前なら病気とはみなされなかった人まで、精神科を受診するよう促したのですから」

 

 

 

本来は健康なはずの人にまで「あなたは病気ですよ」と囁きかけ、病院に行かせてクスリを飲ませる。失恋で落ち込むのも、家族を失った悲しみも、全部「うつ」―まさにマッチポンプとしか言いようのないやり口だ。前出の野田氏も言う。

 

 

 

「グラクソ・スミスクライン社は、パキシルの日本上陸の際、日本の精神科医を集めて『日本人に抗うつ剤を飲ませるにはどうするか』を考える会議を開いています。この直後、『うつは心の風邪』というキャッチコピーが生まれました。さらにその後、自殺者数が増えると、チャンスとばかり『自殺の原因はうつ病です』と宣伝し始めた。日本の場合は、医薬品そのものの宣伝は規制されていますから、こうして病気のキャッチコピーをまず広めるのです」

 

 

 

クスリは一般の商品とは違う。医者は、治療に必要だからクスリを処方するのであって、カネ儲けのためではない―そんなふうに信じていたら、それこそ製薬会社の思うツボである。彼らは、専門知識を持たない一般人の、病気に対する「考え方」をまず掌握するのだ。

 

 

 

医者と製薬会社はウハウハ

 

 

 

製薬会社は、クスリを飲む患者の側だけでなく、飲ませる医師の側にもぬかりなく手を回す。患者の目に触れることはまずないが、医師のもとには「MR(医薬情報担当者)」と呼ばれる製薬会社の社員が日夜訪れ、クスリの営業をかけている。ある精神科医はこう証言する。

 

 

 

「言葉は悪いですが、要するに色仕掛けですよ。キャビンアテンダントみたいな若い女の子がやってきて、上目遣いでパンフレットを手渡しながら『先生、新しいおクスリの治験結果の発表会があるんですが、ご出席になりませんか?』と誘うわけです。『行きます』と答えれば、交通費はもちろん、一流ホテルの宿泊費も会食費も、すべて製薬会社が持ってくれる。ちょっとしたスピーチでもすれば、10万円が入った封筒がこっそり渡される」

 

 

 

毒まんじゅうを食わされたが最後、もうその会社のクスリを処方しないわけにはいかない。こうして医師は、躊躇なく患者を「クスリ漬け」にしてしまうのだ。

 

 

 

「日本うつ病学会の設立には、グラクソ・スミスクラインが関わっています。最近、ある大学病院では、注意欠陥多動性障害(ADHD)のクスリを作っている製薬会社の寄贈で小児精神医学の講座が開かれ、障害の増加を煽っていた医師が教授に就いている。製薬会社が面倒をみて、医師は病気の宣伝に励むという悪循環です」(前出・野田氏)

 

 

 

病院に行くたび、山ほど処方されるクスリに辟易している読者も多いだろう。渡されたクスリが過不足なく、きちんと効くのならまだいい。しかし、こと抗うつ薬に関して言えば、クスリそのものの効果にさえ疑問符が付いているという。前出の斎藤氏はこう言う。

 

 

 

「そもそも、SSRIはなぜ効くのかというメカニズムがはっきりと解明されていません。プラシーボ(偽薬)と比較した実験で、効果にほぼ差がなかったというデータも出ています。また、SSRIを飲んだ患者の『改善率』は約6割ですが、『寛解率』は約3割。つまり、6割の患者がよくなったものの、そのうち半分の患者しか治っていないということなのです」

 

 

 

うつ病には、抗うつ剤が効くタイプとそうでないタイプがあり、診断法や治療法もそれぞれに異なる。熟達した精神科の医師には、注意深く患者に向き合うことで正確な診断を下すことのできる者もいるが、むしろ、そうした技術は徐々に失われつつあるのだという。多くの精神科医は、「DSM-5」という世界共通の診断基準に照らして機械的にうつ病の診断を下し、患者を抗うつ薬漬けにしているのが実情だ。最近では「うつ病」と「うつ状態」の区別もつかない内科医が、不定愁訴を訴える患者にとりあえず抗うつ薬を処方することも珍しくない。福島県のメンタルクリニックなごみ所長で、自身もうつ病にかかった経験のある蟻塚亮二医師が話す。

 

 

 

「そもそもうつ病とは、自分と周囲の環境の相互作用に無理が生じているから起きる病気です。治療において、クスリはあくまで補助的な役割を果たすに過ぎない。価値観やストレス解消法、あるいは周囲の環境を見直すことが重要なのですが、医師はそうしたことを患者にほとんど言いません。

 

私のクリニックでは、抗うつ薬は製薬会社が推奨する量の半分程度しか使いません。投与する量を増やすと、メリットよりもデメリットが大きくなる。暴力的になったり、自殺衝動に駆られる人も出てくるのです。ところがこれまで、学界で著名な医師は『抗うつ薬が効かない場合は、どんどん量を増やすべし』と指導してきました」

 

 

 

基準を変えて患者を増やす

 

 

 

蟻塚氏が指摘する通り、抗うつ薬には副作用も報告されている。思考力の低下、手が震える、攻撃的になるといった症状が挙げられるが、最悪の場合は自殺に至る患者もいる。彼らの中には、なかなか病状がよくならず、最終的に一日あたり20錠、30錠ものクスリを処方された末に死を選んだ患者が少なくない。

 

 

 

「以前、よその病院でうつ病の治療を受けていた患者さんが来られたのですが、その人は4種類の抗うつ薬をすべて最大量まで飲まされていました。抗うつ薬を増やしすぎると効かなくなってしまい、いざ気分が落ち込んだとき深刻な抑うつ症状に襲われるため、たいへん危険なのです」(前出・蟻塚氏)

 

 

 

前掲のグラフをよく見ると、'08年から'11年にかけてうつ病の患者数は減っているにもかかわらず、抗うつ薬の売り上げ高は大きく伸びている。「クスリ漬け」のうつ病患者が増えていることの証左と言えよう。病気とクスリのマッチポンプは、うつ病ばかりにとどまらない。前出の野田氏が言う。

 

 

 

「もうこの30年ほど、医学界では本当に意義のある新薬がほとんど開発されていない。ディオバンが問題になった降圧剤についても、'80年代までは血圧160以上が高血圧だったところを、『140以上はグレーゾーン』というふうに基準を緩めてクスリの需要を作り出したわけです。これによる製薬業界の儲けは何十兆円にもなります」

 

 

 

それまで「異常ナシ」の診断を受けていた人が、基準値の変更で突然「異常アリ」にされてしまうのだ。

 

コレステロール値についても同じことが指摘されている。'70年代には総コレステロールの基準値は血液100mlあたり260mgだったが、'90年に220mgに変更となった。高脂血症治療薬の「メバロチン」が発売されたのは、そのわずか半年後のことだった。現在でも高脂血症治療薬は、国内だけで約3000億円の市場規模を誇るドル箱である。

 

その他にも、近年になってクスリでの治療が可能になったといわれる男性型脱毛症、つい最近までは「胸焼け」と呼ばれていたはずの逆流性食道炎など、メディアで急に取り沙汰されるようになった病気は、必ずと言っていいほど新しいクスリの発売と連動している。

 

特別養護老人ホーム・芦花ホーム医師の石飛幸三氏がこう嘆く。

 

 

 

「製薬会社も、世のため人のためと思って一生懸命やっているのかもしれません。しかし、最初は善意であっても、結果的に患者のためにならない事態を引き起こしているのです。患者には、医療への過剰な期待がある。医師は、とりあえずクスリをたくさん出すのがその期待に応えることだと思っている。目先の売り上げや名声ばかりを追って、真に患者のことを見ようとしない」

 

 

 

医療関係者とて聖人ではない。彼らは、カネのためなら病気を作る。クスリが増えるほど、患者も増える―この事実を知っておくことが、クスリ漬けにされないための大前提である。

 

 

 

 

 

「週刊現代」201445日号より