自律神経失調症を治す

自律神経失調症を改善する

 

なぜ自律神経が乱れるの?

  

私たちの体を守る自律神経は、交感神経と副交感神経という2つの拮抗する神経で成り立っており、 常にバランスを取りながら働いています。

※拮抗(きっこう):一方が促進的ならもう一方は抑制的な状態

 

交感神経は、主に昼間の活動中の緊張状態やストレスを感じている時に優位に働き、副交感神経は、主に夜間の睡眠中のリラックスしている時に優位に働きます。

 

例えば、不安や心配事があって夜なかなか寝付けなかったり、朝スッキリ目覚めることができない場合は自律神経の乱れが原因かもしれません。

 

自律神経が乱れることで不調を感じる人が増えています。そもそも自律神経が乱れる原因とは?

  

自律神経が乱れる原因はさまざまなストレス

  

ストレスの多い生活を続けていると交感神経の働く割合が多くなるため、体を回復させる副交感神経が十分に働けなくなってしまうことで自律神経は乱れます。

 

  「働き詰めでしんどいから休みたいけど、今日中にやらなければ・・・」 

「親に怒られたけど私のせいじゃないのに・・・言っても聞いてもらえない・・・」

「悲しいけど、泣いたらかっこ悪いから堪えよう。」

「腹立つけど、ここは我慢しないと気まずくなるから怒らないでおこう。」

 

喜怒哀楽の感情を理性で押えつけると大脳辺縁系(感情)と大脳新皮質(理性)にひずみが生まれます。その結果、両者の間での情報伝達がうまくいかなくなって、視床下部による自律神経のコントロールが乱れることになります。自律神経が乱れるのは継続した「我慢」が原因といえます。 

 

 

自律神経を整える方法

 

早起きして公園や川沿いを散歩しましょう。笑顔でゆっくり深呼吸しながら楽しく歩きましょう。呼吸は自分の意志で自律神経をコントロールできる唯一方法です。

 また、朝日を浴びることも大切です。朝日を浴びることで心を落ち着かせる「セロトニン」と、誘眠作用のある「メラトニン」が分泌されるため、うつ病や不眠症にも効果的です。

 

爪もみを行いましょう。親指と人差し指で反対側の指の爪の生え際角を、親指から小指まで順番に20秒くらい痛気持ちいいくらいの力でもみほぐしていくと自律神経が整い、免疫細胞の働きも高まります。

  

就寝時に頭を冷やすといいです。

過ぎた事を後悔したり、まだ来ていない未来を心配したりすることで脳に血が集まって頭が熱くなります。例えばアイスノンのソフトタイプを額に乗せると脳細胞が落ち着いて寝付きやすくなります。また、足元に湯たんぽを置くことで更に深い眠りが期待できます。「頭寒足熱」を意識しましょう。

 

少食にしましょう。

全身に溜まっている毒(体毒)をデトックスしましょう。気を付けるポイントは、9大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂肪・ビタミン・ミネラル・食物繊維・ファイトケミカル・酵素・水)がバランスよく含まれている食品(野菜や果物、豆類)を摂ることです。栄養のバランスが良ければ脳は満足するので過食を防げます。

 

ミネラルウォーターをたくさん飲みましょう。

 

アロマテラピーを行いましょう。・

 

ツボを押しましょう

 (百会、神庭、神門、天柱、風池、曲池、内関、労宮、太谿、大衝など)

 

  百会・・・左右の耳の最も高い所を結んだ線と顔の中心線の交差した場所

 

神庭・・・顔の中心の髪の生え際から約1cm上の場所

 

神門2つ)・・・ ①耳の上部にあるY字形の軟骨のくぼみの間

 

②手首の横じわの小指側のくぼんだ場所 

 

天柱・・・首の後ろの髪の生え際で僧帽筋の外側

 

風池・・・後頭部中央のくぼみから左右それぞれに指2本分外側にあるくぼみ

 

曲池・・・肘を曲げたときにできる横じわの外側の端にあるくぼみ

 

内関・・・手首の横じわから指3本分肘の方向へ上がったところ

 

労宮・・・中指・薬指を軽く曲げた時に手の平に触れるところ

 

太谿・・・足の内くるぶしとアキレス腱との間のくぼみ 

 

大衝・・・足の親指と人差し指の付け根から足の甲を辿って骨の合わせ目の少し手前